2018年3月3日土曜日

高知ツアー 〜20180303-04〜

2021年1月にこれを書いている。
どんだけ昔よ。でもよく覚えている。

2018年1月に転職オファーをゲットし、2月末付け退職を決めたその日にツアーの計画を立て始めた。由井くん夫妻(当時はまだパートナー)に声をかけ、トントン拍子でツアー日程が決まった。

3/1 ツアー初日

あれは忘れもしない初日・早朝。天候不良で飛行機の欠航に。
ジェットスターちゃんと飛ばせや(←

3/2 ツアー2日目

再び早朝、飛行機が無事に飛ぶことを確認して家を出る。6時初のシャトルバスに乗り込み、7時台の飛行機で香川・高松へ。
由井くん夫妻と合流したあとは兎にも角にも!うどん。
グッモーニン『うわさの麺蔵』。
(写真)

気を取り直して一気に南下し高知へ入国。比較的近場にある日御子ボルダーへ。
おれは「鬼火消し(初段)」、由井くんは「フラッシュオーバー(二段)」をそれぞれ登った。
ツアー前の登り込みは十分ではなかったけど、良いライン登れてホッ。

夜は、高知ツアーでは外せないらしい『ひろめ市場』で軽く飲み食い。
地元の美味いものを手軽に手頃に食べられて感動したのを覚えている。

翌日への期待とともに気持ちよく初日を終えようとしていた夜、親から一本の連絡が。親族の不幸の知らせだった。こればかりは致し方のないことなのだが、登れるのはあと1日だけとなった。。。

3/3 ツアー3日目

この日は広島からオージも合流。懐かしい顔に会えて気持ちも高まった。

まず向かったのは奥吉野の「しおけんぴ(二段)」!
この岩のビジュアルまじで惚れる・アガる。。。
力及ばず登れなかったけど、みんなでアーダコーダ言いながら手を進める感じが久しぶりで本当に楽しかった。オージの完登を見届け、いつかリベンジすることを誓いエリアを移動した。

次は「ハイボルテージ(二段)」!
こんな芸術的な岩があちこちに点在している四国ズルイわ。
飛行機の出発時刻から逆算すると残り時間は少なく、感動している暇はなかった。体は温まっていたので早々にトライを開始した。
核心である2手目の距離感がギリギリでなかなか解決できない。ヒールを残せず振られ落ちを繰り返す。雲行きも怪しく焦り、弱気な自分が顔を出す。普段なら深追いしないタチだが、、、
雨もパラつき始めたところで腹を括り、冷静に核心部の解決策を探した。すると、もしかすると、という案が頭に浮かんだ。もうこれしかないと思った。
チョークアップする、20秒の間に3回程度の深呼吸を行う、課題を眺めて手順をトレースする。いつものルーティンでスタートに取りつくと、核心が止まり、そのあと無心で登り切った。
なだらかな岩の上をトップまでゆっくりと周りを見渡すと、空は雲に覆われ、足元は雨で濡れ、岩の下からはみんなの「ナイス!」が聞こえた。泣きそうになった。最高かよ。この瞬間があるからクライミングは止められない。

バタバタと帰り支度をして一路空港へ。
惜しみながらみんなに別れを告げ空港に入ると、飛行機は遅延。
ジェットスターまじコ○スぞ!(←

3/4 ツアー4日目

のはずが、朝イチで向かったのは東京駅。そして新幹線で地元へ。



3泊4日の予定が1泊2日になってしまい不完全燃焼感半端なかったけど、岩の楽しさを再認識してモチベーションもアップした四国ツアーだった。

ツアー3日目、オレの登りたい課題を優先して回らせてくれたみんなには本当に感謝している。