2015年2月21日土曜日

豊田 〜20150221〜

大橋さん、マキくん、赤くん、ゆいくんと豊田へ。

金曜夜に出発し、途中で仮眠して土曜朝にエリアに到着。

はじめは古美山&宮川。

古美山チーム。
太っちょがえる(d)に一瞬マジになったものの、指皮削られたから即時退散。
マキくんが先々週のデジャブのように落ちるのと、ゆいくんが結晶乗り込みトレーニングに励むのを観察して移動。

宮川チーム。
古美山を終えて宮川の蛇の目(e)に移動したら赤くんが死亡してた。
川沿いは湿気ってるらしい。実のところ、真の問題は赤くんの体重らしく、ランジのところで腰が上がらないらしい笑

ということで潔く移動して巴川エリアへ。


2013年12月に湿気マントルに完全敗退した足助(e)を、ゆいくん除く4人で頑張りました。
大橋さんはコレをターゲットに来ていて、ギリギリのところで登れなかった。その悔しさわかるわ、、、。マキくんはキッチリ最後に登ってた。
でおれは、2トライ目くらいでサクッと登れた。湿気ってないって素晴らしい。リベンジ成功〜(´v`)

 赤くん
大橋さん
ゆいくん after たこ焼き(参考)





昼過ぎになって大楠林道エリアへ。

新しく登られた帆先(f/g) やら砕波(f)やらを確認し、登りたいリストに追加。

でもなにはともあれ「かりんとう(f)」でしょう、今回は。
本気でトライしたのは初めて。ま、結局のところ核心のランジがうまく出られず敗退したのだけれど、久しぶりに最高のモチで挑む感覚が最高に楽しかった。
今回は中継ホールドを経由したけど、次回はダイレクトにガバフレークに飛んでみよう。

以下写真たち(すべて大橋さん撮影)







他方、大橋さん、マキくん、赤くんは兄貴(e)をサクっと終わらせてた。
ないすっすー!


で、移動。最後はまた宮川。
下地が川になってないと聞いてサンチョ(f)。お初です。
初手からなかなか悪い(^ω^;
この日の最後で指皮ヒリヒリだったこともあり、初手止めてマッチしに行くところまでしか進められなかった。でもオモロい!登りたい!

あとは赤くんの蛇の目の再トライ。
あいかわらず湿気てるらしく、完登シーンは拝めませんでした。

そんな感じでクライミングは終わり。
当然のごとく餃子のうまい中華料理屋で晩飯食って帰宅。
3月にもう一度だけ行きたいなー!!

2015年2月14日土曜日

白妙でニラをげっと 〜20150214〜

数日前に、久しぶりにゆいくんと週末岩の相談。

豊田いきてー。
でも豊田遠いからやっぱり三峰?
あーでも三峰知らんし、
タニーさん行くって言うし白妙で。

と、最近へなちょこなぼくら。

そんなこんなでこの日は奥多摩・白妙。
いつぶりだろうかとブログを振り返ると、ちょうど3年前のこの週末にオージと来ていた。3年前は2月12日で僕の誕生日、今日は14日でバレンタインデー。

、、、だからなんやねん。


今日のメンバーは、タニーさん、ゆいくん、ふくちゃん、おれ。
全員ほぼ同い年。

、、、だからなんやねんて。


昨晩に安い肉で自宅一人焼肉を敢行したふくちゃんが、
胃もたれと車酔いで死にそうになるのを穏やかに眺めつつ到着。

Solid
(photo: ふくちゃん)

まずはタニさんふくちゃんのSolid(初段)を観戦しつつ、
その隣の「ヘラチョンペ(初段)」なる課題を触る。

名前がイマイチだがおもろい課題だ。しかし登れない。
核心ホールド濡れとるがな、、、orz

タニさんがナイスにSolidを登ったのを見届け、セツさんが合流し、揃って「ニラ(三段)」のある岩へ移動。


3年前にオージと来たときには完全に力不足で登れなかった「ニラ(三段)」。
さてさて3年間の成長はいかに、と取り付いてみると、すぐに全ムーブできた。
さすがにだいぶ成長しているようだった。
ニラの中間部

そこからはレストを挟みながら繋げモード一本で行くも、リップ〜マントルあたりで落ちまくり、どうしてもマントルを返せないチ○カスなセツさんと泥仕合の様相を呈してきた。

今日は晴天。おれの心は曇り空。

ヨレたり、かじかんだり、ホールド外したり。かなり登れない空気が充満していたのは事実。というかなぜおれは昨晩ジムでがっつり登ってしまったんだorz


パフォーマンスがなかなか改善しないところで、気分転換にモノローグ(初段)を観察するべくお散歩。ハイボルダージャンキーの心をくすぐる良さげな課題であることを確認。シビレそうだ。


正直もうトライしなくてもいいかななどと考えながらニラに戻ったところ、セツさんが未だにガシガシとトライをしている。これは負けられんってことで、最後に一本振り絞る決意を固めた。

決意 のトライ。
下部は安定し、ノーミスでリップ・マントルへ。
右手でスラブ面にある溝を無慈悲にカチって足を上げに行く。
背中と体幹のヨレでケツが落ちそうになったが、それより少しだけ早く右足がリップに上がってくれた。
立ち上がって右手を見ると、爪の脇から出血。いてて、、

いやぁ、今日も振り絞りました。



最後にみんながモノローグをトライするのを茶化して終了。


帰宅後は、キムチ鍋、バレンタインラベルのネストビア、Style's cakes&co. のケーキに舌鼓を打って、あとは死ぬように寝た。




今年はよく登れているなあ。
隔週で岩に行ってるのがいいのかもしれない。
指皮という意味でも、フィジカル維持(トレ)という意味でも。
ケガをしないようにこのままシーズン突っ走るぞ!

2015年2月1日日曜日

日本屈指の課題を登った日 〜20150201〜

前日23時にセツさんから誘いが来た。
セツさんといっても大正生まれのおばあちゃんじゃないよ。

翌朝家まで迎えに来ていただき、さらにクエールで登るアツシさんと合流し、一路山梨の某エリアに向かった。
図らずして年に一度か二度だけ訪れているこのエリアに、今年もやってまいりました。

ここが有するのは、日本屈指の美しくかっこいい課題「大ハング(二/三段)」。

初めて来たときは、この課題に完全に魅了されるもスタンドスタートの一級すら登れなかった。

二度目はスタンドが登れて、さらにフルラインに対する想いを強くした。

三度目、四度目は、フルラインを繋げようとするも下部に苦戦し登れなかった。これが昨年の話。


そして五度目の今回。
気温は過去に来たときよりも確実に寒く、かじかむリスクに少し不安を感じていた。

ただ、取り付いてみると、寒いだけに花崗岩のフリクションは抜群。
スタンドもサクっと登れた。期待できる。

これまで苦戦し続けた下部も今日は全く問題なくこなせた。
初手から遠め

アップを早々に完了し繋げモードに入った。
もはや下部で落ちることは無く、スタンドの核心ランジで3回ほど落ちた。

長めのレストを入れて4トライ目。
すべてが完璧に進んで核心へ。左足の位置を決めて出たら核心が止まった。
あとはもう落ちる要素は無く、落ち着いてマントルを返して登りきった。


初めてこの岩に出会ってから、想い続けること3年。
やはり見た目、ライン、登っているときの感覚、すべてが完璧だった。
これだからクライミングはやめられない。




このあとセツさんも流石の登りで大ハングを完登し、2人でゆいくんオススメの「赤不動(初/二段)」をトライ。

セツさんのムーブの読みはいつも鋭く、
さらっとムーブを見つけ、2人とも数トライで完登。
ゆいくんオススメだけあってオモロかった!





これで山エリアでやるべきことは終わったかなというところで、下山。


最後にアツシさん悲願の「大ルーフ(三段?)」へ。

実はこの課題に、とても悲しく、かつ強烈な怒りを覚えることが起きていた。
写真では分かりづらいかも知れないが、明らかなチッピング痕。

この課題の核心は、登った人が口を揃えて「マントル」だという。
確かにルーフ部分のホールドはすべてポジティブで、マントルの悪さあってこその三段なのだろうという印象。
そのマントル部分に、5カ所も明らかなチッピング痕があった。
深いところでは1センチ以上掘られ、周辺の岩とはまったく色が異なっていた。

これを見て、過去に抱いた「いつか強くなってこれを登りたい」という想いはどこかへ去って行ってしまった。

この日も一応数トライしたが、このチッピング痕に触れると途端に登る気が無くなって降りてしまった。

こんなにかっこいい岩だけど、
もうこの課題をトライすることはないと思う。
人口壁のクソ課題以下だ。


チッピング、グルーイングは本当にやめてほしい。



すごく嬉しいことと、すごく悲しいことが同時にあった一日だった。