2014年12月14日日曜日

兄と御岳 〜20141214〜

兄が予想外の早さで仙台に引っ越しちゃうってんで、
せっかくなんで一緒に行ってきましたよ岩。

勉強そっちのけでね!


2014年のラスト岩だっていうのに、
クソ寒い中、長い順番待ちしてガタガタ震えながら虫(三段)やって。

できないから蛙(三段)やったらアンダー止まって進展あって。


そんな一日でした。

2014年11月6日木曜日

単独みずがき 〜20141106〜

先々週あたりからやけに忙しく、全然ゆっくり登れない日が続いていた。

今週はお休みをもらってたので、
前半は四国旅行で心と胃を満たし、
後半はゆっくりクライミングという寸法。

前日は久しぶりに秋葉原でジム登り。
今日は岩だから、軽ーく軽ーく、とはいかないのがクライマーの性。
壁があったらヘトヘトになるまで登っちゃう。
創がセットした新しい壁がなかなかオモロかったので、、、


で、今日は予定通り岩。
前日まで天気予報とにらめっこし、結局みずがきになった。

単独での岩は久しぶりでワクワク。
行きの車の中で練った一日のプランは、
新エリアで「雷帝」と「生命力」をサクっと登り、
最後に「皇帝」を回収するというもの。


駐車場でハナさん&ジョーさんと遭遇し、
雨降ったぽいけど岩はダイジョブとの情報をゲットし
ウキウキしながら新エリア(大面岩下エリア)へ急いだ。

まずはプラン通りに雷帝(二段)のぼった!
巷の噂どおり簡単めに感じたけど、そんなことはどうでも良くて、
岩の大きさ、見栄え、ムーブの多彩さ、ほんまいい課題だった。
核心は、、、上部のスラブ(笑)



次は少し上がって生命力(初段)。
こっちは手順、足位置、ホールディングの仕方が読みづらく、
ムーブ起こすのに時間がかかった。
で、5トライ目くらいで上部に到達して噂のマントルへ。


むむむ、、、(・ω・;

こわい、、、( ´ ω `)

上部スラブ面がやや湿ってたし、
前日の疲れや、カラダの仕上がりの悪さもあったし、
今日のところは粘らず撤退。

登れなかったのはプラン外だったけどひとまず下山。
前日も夜中まで仕事してて少し寝不足気味だったので、車のなかで仮眠。
ポカポカして気持ちよかったわー。


で、起きて皇帝(二段)。
いや〜なんかカラダは動いてるんだけどさ、できないよね。
前回に核心の二手目が止まったのが嘘のように、止まらんよね。
軟弱な指皮のせいか、指先が痛くて核心のホールド持つの拒否しちゃうし、
何回かやってあきらめた。


そんなこんなでフィニッシュ。
不完全燃焼なような気もするが、とりあえず当面ジムトレにしよ。

2014年10月19日日曜日

瑞牆 〜20141019〜

ようやく結婚式という大イベントを終えた兄を連れて瑞牆へ。


前日夜に「新エリアであれもこれも登っちゃうよ!」と息巻いていたが、瑞牆に向かう道中で急遽メインエリアに向かうことになった。


とりあえず初段あたりでアップして、
それぞれのターゲットに向かうという算段。

ということでまず向かった先は先住岩にある
キレイな薄かぶりフェースの課題「眠った風(初段)」。

この課題は夏頃に一度触ってて、最後の核心の一手ができなかった。
今回はベストシーズンでもあるし、サクッと登っちゃおう!
そう思ってるときは大抵うまくいかな。

3トライ目くらいだったか、
意を決してリップに飛びついて何とか登った。
左手は外れそうだったし、
右手もガバのリップに指先しか掛かってなかったし
かなり危うかった。
しかしこれはとてもいい課題だった!オススメや。
瑞牆の初段の中でも数本の指に入るな。
(そもそも初段数本しか登ってない気もするが。)


その後は昼休憩して、兄のターゲット「インドラ(二段)」。
定番よね。
おれはユルっとスタートについては、一手目出せず終わる。
これも定番よね。
兄は何かを掴んだ模様。今シーズン行けるか?!


で、最後は「皇帝(二段)」。
低い課題でさほど見栄えしないのに、
なぜか引き寄せられるこの課題。
二手のハードムーブにすべてが詰まってる感じが、
ボルダラー心をくすぐるんだろうな。

かれこれ3、4日は本気でトライしてて、
この日はやっと核心の二手目が止まった!!
結局は足上げてマッチしに行くところで指抜けて登れず、
その後この二手目が止まることはなかったけど、
けっこう苦労してた二手目が止まってなによりや。

そんなこんなで、久しぶりの瑞牆は終了。
帰りは35キロの渋滞につかまって体力尽きたが、
成長を感じられたイイ一日だった。

とうぶん岩はおやすみかね。
また来月。

2014年10月11日土曜日

神戸(かのと) 〜20141011〜

品川ロッキーの常連仲間、タニさん、マキくん、ドゥーさんと神戸(かのと)へ。

神戸に初めて来たのは一年半前。それ以来、神戸に来てはスチャダラ(二段)をトライする日々が続き、どーにもこーにも登れないままかれこれ5日も経過していた。

そんな因縁の課題スチャダラに終止符を打つべく、前の晩はビールに伸びかける手を必死の思いで引っ込め当日に臨んだ。

そこに合流するは、前の晩、お酒に伸びかける手をさらにさらにと伸ばし続けた自称クズクライマー、マキくん。集合時間の10分後に「起床なう」との連絡を入れてくるあたり、やはりクズ、されどクライマー。

気を取り直して出発した車内では、マキくんが死人のような目をどこか遠くに向けている。焦点は定まっていない。
時折、かっ!と目を見開いたかと思うと車を降りてリバース笑
なかなか楽しい朝であった。
※リバース写真は自粛します(笑)

岩場に到着し、とにもかくにもスチャダラ。
長い一日だったので一日のスチャダラとの戯れを要約すると、
(1)毎度のことながら、前半のルーフパートでトゥがキマらない。5回ほど落ちる。
(2)他のパートを確認しつつ、いっこうにキマらないトゥ。
(3)トゥを諦めカウンタ?ムーブに変更したら状況好転。
   (これまでの5日間はなんだったん?)
(4)繋げモード。リップへのデッドまではもはや落ちん。が、リップ止まらん。これを6回。
(5)刻々と皮を剥がれる左手人差し指。
(6)指皮的に最後のトライでリップ止めるも、あれ?ヨレて寄せられないけど?
(7)案の定指に穴が空いて出血により強制終了。

また登れなかったぜ!これ以上プレッシャーを感じたくないので、今後は、スチャダラは自分に課されたトレーニングなんだと思い込むことにした。


他のメンバーはというと、
タニさんは僕と一緒にスチャダラしてて、無尽蔵の体力でムーブのバラし。さすがや。
最後の左カチだけ持ちにくそうにしてたけど、そりゃそうよ、だって半日くらい社会の窓が開いてたもん。タニさんなら窓閉めたらイケるよ。(じゃなくてだれか教えてやれや!!)


ドゥーさんは開かずの扉(一級)。核心超えてるんだけど、惜しいところで繋がらなかった。一緒にここに戻ってきましょう(`・ω・´)キリッ


で、マキくんはというと。けっきょく道中三度ほどリバースした彼は、午前は川辺で爆睡。午後にムクッと起き上がりおもむろに開かずの扉をトライし始める。で、登ってしまった笑! この酔っぱらいやりおる!


そんなこんなでクライミングは終了。
また神戸いかなきゃな。


夜は、帰宅後に妻とお義父さんと居酒屋ご飯。
ネストビールのクラシックエールと牛タンを美味しくいただき、楽しいことをたくさん話し、満たされた一日となった。


2014年9月20日土曜日

小川山 ~20140920~

早くもシーズンがやって来た感のある小川山へ。
ゆいくんと行くのはだいぶ久しぶり。
いつぶりだ?

8:30に到着。気温は10度前後と理想的な気温。


はじめに崩壊エリアへ。
ターゲットは、バルカン(二段)。
パッと見は穴倉のような150度のルーフカンテ。
実際に見るとけっこうそそられる課題。

アップを初めて早々にゆいくんが近くの穴に落下。
おれの視界から一瞬で姿を消し、
再び現れたときには頭や尻に打撲、その他擦り傷多数、、、笑
それでも気合いで完登しちゃうあたり、さすがの強さ。
ぐっじょぶ。

おれは、核心後の降られるパートで豪快に背後の岩に接触しつつ、
登り直しはめんどくさいためいったん登りきる。
するとどうだろう。
極めて黒に近いグレーの登りのはずが、清々しい満足感。
ぼく、登りました。登ったことにします。
バルカン(二段)

続いて、FFエリアでモルボル(初段)と対戦中のトモコさんを回収して石楠花エリアへ。
マキくん、ミナトさんの忘却河(二段)をしばし観戦しつつ、
小川山の最優先ターゲットである大いなる河の流れ(二段)へ。

1年と数ヶ月前にムーブは作れていたので、
思い出しながらトライ開始。
微妙な感覚を忘れていたせいで1トライ目は落ちた。
2トライ目は、後半のパートで余裕こきすぎてガバにかけてたヒールが外れて×。
もう笑える。

一本がそれなりに疲れるので、大谷さんのトライを横目に仮眠。
起きると想像以上にカラダが軽くなってた。

満を持して3トライ目。
無意識の中をムーブが流れていく感覚。
ようやく登れた。あんなに気持ちのいい疲労感は久しぶりだった。

また、「大いなる河の流れ」という課題名と、登っている最中のあのムーブが流れる感覚とがピタリと合っていることに、ひとり納得した。




この後は、ロッキー仲間を追って崩壊エリアに戻り、
なんちゃらレフト(一級)と、最近流行りのギガント(初段)とをフラッシュ。
で、この日のクライミングを終えた。

龍福でメシくって帰宅。

帰りの車中では、ゆいくんと登りたい課題トーク。
めっちゃイッパイ出て来た。
また久しぶりに、泊まりで国内遠征もしたいなー。

2014年7月26日土曜日

ちょうど一年前にも小川山にいっていた

7月26日、土曜日

出発前に、ちょうど一年前にも夏の小川山に繰り出していたことを思い出し、
一年前に思いを馳せながら兄と小川山に向かった。

この時期の教訓としては、難しい課題はやってはいけないということ。
だって、登れないんだもの!

兄にそんな教訓を延々と刷り込みつつ、
まずは定番のくじら岩へ。

初めて小川山にくる兄に、看板課題のエイハブ船長を登ってもらおうじゃないか。

、、、

OMG。めっちゃ湿気ってるじゃないか。

おれもリピートできない始末。

ということで穴社員(3級)を登って素晴らしい課題であることを確認し、
(むしろエイハブより良い課題なのでは?)
その後は穴社長(二段)をちょいちょい触る。

この時点で、上記の教訓はまったく無視されている。
岩とはそういうもの。

で、この時期の、しかも湿気ってるこのコンディションにしてはそれなりの可能性を感じ、
またポケット(というかタンデュ?)の成長も感じ、
ちょっと秋に向けてテンションあがった。


その後も、ミダラ(二段)とか、芋掘り(初段)とか、テンペルタットル(初段)とか、
とにかく教訓を無視して敗退し続けた一日。


テンペルタットルに至っては、けっこう本気で飛び続けたのにな、、、
たぶん10~15本は本気で飛んだ。
この課題、見た目はランジ一発豪快系の課題だが、
実はとても繊細だった。
足置き、カラダの使い方、タイミング、、、
かなり勉強になった。(登れてないけど)


で、そのころには日もだいぶ落ちてきていて、
さっさと帰宅した。

いや、事故渋滞にはまったか。


秋に戻ってきて、穴社長、大いなる河の流れ、登るぞ\(^0^)/


2014年5月25日日曜日

御岳 ~0525~

兄、福島からけんちゃん、そしてオレの3人で御岳。
冬以来の御岳は、とても久しぶりな感じ。


とにもかくにも先ずは忍者岩。
けんちゃんが忍者返し(一級)を登り、オレと兄が虫(三段)に敗退。
いやさすがに虫は暑いと登れないよ。


移動してネクロフォビア(三段)。
三手目出すときの左手ガバが湿気ってる、、、
やっぱこの感触だとできないよね。


で、最後にロッキーボルダーへ。
けんちゃんがしっかりとエゴイスト(初段)をゲットし、
オレと兄は遥(二段)に敗退。

、、、なんだこの敗退の定番コースは?!
冬にまた来ようか。


シーズンではなかったけど、岩に癒された一日だった(´∀`*

2014年4月26日土曜日

瑞牆 ~20140426~

兄と瑞牆へ。


兄が朝イチで「美しき日(二段)」にリベンジを果たした。
ないす!


その後、おれの「組手(二段)」へ。
上部に到達するも、足がスリップして落ちた。
運よく助かった、、、。
しかし核心が上部にあったとは予想だにしなかった(´ω`;


メンタルが完全崩壊したので、「スラッシュフェース(二段)」に移動。
オレは観戦。
兄も、ゆーやんも登れず。
やっぱムズいよねこれ。


そんな感じでフィニッシュ!


たぶん春シーズンはこれで最後でしょう、、、。


また秋に!

2014年4月12日土曜日

瑞牆 〜20140412〜

この日は兄と二人で瑞牆。
天気は良好。


まずは、どーしても癋見(二段)をさっさと落としておきたい気分だったので新エリアへ。でで、このひ1トライ目で癋見げっとん。クソオモロいでこれ!
癋見(べしみ、二段)


ってことでさっさとメインエリアへ移動。
しかし暖かい、そして歩き疲れた。


ということで俺はレストで、兄の「美しき日(二段)」を観戦。
俺はモロ中のモロで苦手だけど、兄はほぼ全ムーブできてた。
なにやら次回に瞬殺するとのこと。
美しき日(二段)


 そのあとは、いままで本格的にトライしたことのなかった、
「夜(二段」はじめました。
がしかし、日光がんがん、フットホールドちゃりちゃり。
なかなか思い通りに手を進めることができなかった。
でも、できる感触を得たので、来シーズンあたり登ったろ。
(今シーズンちゃうんか!)
夜(二段)


 でもってそのあとは千里眼(二段)。
過去に何度か触っていて、その度に「むりやっ(萎」ってなっていたのに、この日はスタート保持できるようなってるし、これだーってフットも見つかった。
ま、ゆーてもむずいんでこの日は何度かぴょんぴょんして敗退しておいた。
千里眼(二段)


ほんで最後は皇帝岩いって皇帝(二段)。
一年前に来たときよりもだいぶマシになってて、たしょう強くなったことを実感するも、核心の右手は最後まで止まることは無かった。 
皇帝(二段)


今日は二段縛りの日みたいになったが、いい課題ばかりでヘトヘトになって満足。
そろそろ春シーズンの最優先ターゲットに絞らねば。
なんだかんだ、やっぱ組手(二段)かな。


終わり

2014年4月5日土曜日

Bishopツアー Day7 (Happy) 〜20140404〜

とうとうDay7、クライミング最終日。
Happyで締める。

エリアの駐車場に着くと、私の友人が出迎えてくれました。
檻から脱走した牛がおる!


朝イチはゆいくんのAcid Wash (v10) を見守り、ついでにAcid Wash right (v9) をマジトライしたり、Black Magic (v3) でおしっこチビりそうになったりして遊んだ。
キターーーっ!!

と思ったら登り損ねた!!OMG!!

Black Magic (V3)




その後は燃えカスになるまで、ひたすら三ツ星課題を登りまくった。最後のRedrumで力尽き、その場で眠りに落ちてしまった。。。

The Gleaner (V6)


Every Color You Are (V6)


Solarium (V4)

Serengeti (V5)

名も知らぬ隠れた名作 *敗退


Redrum (V7) *敗退



僕が眠る間、三人は星付き課題でまたFLASH対決を始めていたようだ。なんて元気なんだ(´Д` )!


そんなこんなで怪我もなく最終日のクライミングを終えた。


そういえば、街に降りてからは旧マット(マウンテンダックス)を処分するべく頑張った。飛行機の追加料金が100ドルくらいいきそうだったから必死!ギアエクスチェンジに行ったり、クライマーが集まるカフェ「Black Sheep Coffee Roasters」や道端で通りすがりのクライマーに声をかけたり。



結局最後は、日暮れどきのButtermilkへと車を走らせた末、Buttermilk Road で立ち話をしていたMaco (Michael Anthony Real Armas) がマットを快く引き受けてくれた。「ハイボルダーする時に使わせてもらうよ!!」ってさ。

最後の夜もいつもの通り、モーテル裏のお店でステーキ食べて、モーテル戻ってビール飲んで、気持ち良く眠りについた。
ここはオススメ!




Day8>
完全なる移動日。ロスまで車で5時間、飛行機の出発まで4時間、成田までのフライト12時間、自宅まで2時間。丸っと24時間移動しっぱなしはシンドイ(´Д` )
でも、無事にツアーを終えられて良かった良かった。


これにて人生2度目のBishopツアーは終了。ゆいくん、キャミさん、永野くん、お疲れっした!!また海外行こう\(^o^)/

Fin☆

2014年4月3日木曜日

Bishopツアー Day6② (Buttermilk・after Soul Slinger編) 〜20140403〜

Checker Board をトライ中の二人が戻ってこないためChecker Board に向かう。

永野くんは無事V7ver.を登り、キャミさんがこれからオリジナルV8ver.のラストトライというところだった。ラストトライは惜しくもヨレ落ちで、残念ながら完登シーンを拝むことはできなかった。


いったん車に戻り昼休憩。

ツアー期間中、昼メシは朝食で出たベーグルか、惣菜やハムなどを挟んで作ったサンドを食べていた。この日はシェフ・ウシクサによる卵ハムサンド。


昼休憩後、まず向かった先はFly Boy sit (V8)。

 Soul Slinger から解放された俺は、下部のムーブとホールドの激痛具合を確認したのち、繋げ1トライ目でゲット!!こりゃオモロい!!
前回の宿題をまた一つ片付けられた。


ゆいくんと永野くんは指皮温存。
キャミさんはホールドの痛さに萎え、痛さを克服したかと思ったら最後のランジに萎え、戦意を喪失しておられた。


続いて、Birthday center (V3) でFlash対決。
全員Flashに失敗し、クライミングの奥深さを学んだ(笑

その後はあれこれ触って、最後に永野くんのBowling Pin sit (V6) でのナイスな完登を見届け、この日のクライミングを終えた。

Saigon (V6)はマジでむずかった


夕飯は、モーテル裏にあった「Bowl & Grill」へ。
他クライマーの口コミ通り、ステーキもバーガーも美味!

あとはモーテルで祝杯!!
コナビールは、Big Wave かFire Rock が好み。

残りあと1日。
Day6、Fin☆

Bishopツアー Day6① (Buttermilk・Soul Slinger編) 〜20140403〜

Day6。
キャミさん、永野くんはChecker Board。俺はSoul Slinger。ゆいくんは明日のAcid wash 再戦に向けてユルユルとスターハンティング。という午前の予定。

ゆいくんと共にMain area で車を下りSoul Slingerへ向かった。
朝8時過ぎで気温は10度以下と涼しく最高の気候。岩のコンディションも完璧であることを確かめてアップを始めた。

アップにはGreen Wallを選び、Essential やらCenterやらを触り始めるも普通にできん(笑
フットホールドが悪くてムズいし、指皮やる前に勇気の撤退。
あとは近くにあったデカいハイボールのガバ面登ってアップ終了。


そしていざSoul Slinger。
三日前の良い感触があったため1トライ目から本気で行った。ところが1、2トライ目に変な感触を覚えた。ややデッド気味に取る3手目のピンチがしっくりせず、4手目のカチを取りに行けずに落ちた。指皮も早速ところどころえぐられ、急に不安になった。

理由を考えるもワケが分からず、仕方ないのでちょっと休憩して岩をぼうっと眺めていた。すると、一緒にトライしていた外国人クライマーがアドバイスをくれた。「3手目のピンチ、俺はもっと下を持ってるよ。」

試しに少し下を持ってみると、それはDay2 の時に得た感触と同じものだった。どうやら、この日はカラダが良く動いたためか、少し持ちどころを外してしまっていたらしい。指皮の問題もあるため、ここからは超集中してトライを開始した。

本日3トライ目。
上部の中継カチを取りにいくも、右のピンチとバランスがしっくりせず×。

指皮の状態と気温を考え、この日の最後と決めた4トライ目。
前半は順調にこなし、先ほどの右ピンチもしっかり探る余裕があった。ここから問題の中継カチ取り。足の位置を試す。右足を変えずに逆足で出ようとするが、バランスが良くない。左足は、心もとない。そこで落ち着いて右足を一つ下げた。するとバランスが整った。ゆっくりと、左手を中継カチへ伸ばす。初めて中継カチを触る。ベストの保持かどうかわからなかったが、右ピンチがしっかり効いていた。思い切って右足を上げ最後のガバ取りの体勢を作る。少しずつ右ピンチが悪くなってきた。ここでオカ☆ケイ先生の助言を思い出す。
「Soul Slinger のコツは、最後のガバ取りのときに、右手をピンチからサイドプルに持ち変える」
右手をサイドプル(カチ)に持ち直し、ガバに狙いを澄ます。ガバがすごく遠く感じたが、思い切って左手を伸ばした。少し外したが止まった。左手を超ガバに持ち直し、右手を寄せて、ようやく深く息をついた。


あとは落ちようのないマントル。登れた。


Soul Slinger は比較的小さな岩だが、岩の上から見た景色は特別に良かった。
前回のツアーからずっと持ち続けていた「登りたい!」という気持ち、残り2日というツアー期間、そして指皮の消耗具合、これらからくるメンタルプレッシャーは正直けっこうあった。まじで涙が出そうになった。


こういう事があるから、クライミングはやめられないんだよな。


すべてから解放され、意気揚々と次の課題へと向かった。



2014年4月2日水曜日

Bishopツアー Day5 (Rest Day) 〜20140402〜


Day5は完全レスト日。

そろそろ着替えも尽きるDay5、ということでまずはコインランドリーで洗濯。


洗濯してるあいだはWillson でせっせとお買い物。
自分用、お土産用、もろもろ買っといた。
で結局はジェラシーに負けてOrganicのマットも購入(笑
デザインが気に入っていたFivetenとのコラボだったので即買いしたったぜ。

車とリュックとマット

買い物したあとは洗濯物を回収してランチへ。Schat's bakery でサンドとコーヒー買って外で食べたが、やっぱここのサンドは絶品ね!テラス席は鳥の糞飛んでくるから注意が必要だけどね!笑



ランチの後はMammoth Lake まで1時間ほどドライブ。
とはいえスキーがメインの観光地ということもあり見所少なめ。
帰りの道中、湖でも見ようとCrowley Lake に寄ったが、湖は駐車場から遠く、外はかなり寒かったため湖に辿り着くことなく敗退。

(本当はこんな湖が見れた、はず。)


Bishopに戻り、夕飯とビアの調達のためにVonsへ。
ビアコーナーに向かいつつきょろきょろしていると、視界の端に見覚えのある顔をとらえた。3度見ほどしてヤバい事態に気付き、足が止まり、絶句した。

「ん? んん?? ちょ、Fred Nicole おるやん!!!!!」的なね。

ということでとりあえず握手!

突然のお願いにも快く応じてくれて俺はもう感動しきりだったわ。
手、めちゃゴツかったな。あれでカチ、持てんのかな。


めちゃ気分良くレスト日は終了。
明日はSoul Slingerとの再戦の日。お酒も軽めで眠りについた。

Day5、フィニッシュ!!

2014年4月1日火曜日

Bishopツアー Day4 (Happy) 〜20140401〜

Day4は、快晴もけっこう寒い予報。
グッドコンディションが予想されたが、俺は翌々日に勝負すると決めたSoul Slinger に向け、テーピングぐるぐる指皮保護最優先の一日となった

Acid Wash right (V7 or V9) あたりで遊びながらアップ。
Right のスタンドスタートはなにげに二つ星。おもろ!
パーツちょいちょいやって、繋げは後日、余裕ができたら。

この日ゆいくんはAcid Wash (V10) をマジトライ。
終盤の、ガバへの飛ばしの一手がマジで遠いらしくこの日は登れず。
俺も触ったがほんとに遠い。めちゃフィジカル。
ゆいくん on Acid Wash right


その間、ゆいくん以外の3人はLast Dance (V9) 。
前回のツアー以来、Fast Dance かLast Dance のいずれかは登りたいと思っていた。永野先生が抜群の読みでムーブを解読し、皆で繋げモードに入った。

繋げ数トライで俺が一抜け。・*・:≡( ε:)
登れたときのムーブだとグレーディングほどの難しさは感じないものの、ムーブはテクニカルで解析が楽しく、全体のムーブの流れと最後の豪快な一手は登り甲斐があり、個人的には三ツ星課題だった!!



一方、キャミさんはやや興味を失った様子で、永野くんは後日リベンジを誓って撤退した。


その後ちょっと移動して、Every Color You Are (V6)、Mr. Witty (V6)、Wills's Arete (V5) あたりの三ツ星課題で遊ぶ。永野くんがMr. Witty を登り、俺はWills's Arete にマジ敗退した(笑

おれ on Wills's Arete (V5)
この核心の一手がマジで遠い!


上部に広がる大地からの眺めは素晴らしい

イケてる写真撮影大会

トポにある写真の真似して遊ぶおれ

最後に、Every Color You Are に全員敗退してこの日は終了。


夕飯はPizza Factory でピザを2枚ほどテイク・アウト。Vons で買った鶏の丸焼きと一緒にモーテルで食した。腹一杯で死ぬかと思った。



とにもかくにも、指皮を減らすこと無くDay4を終えられてよかった。Day5は高確率で雨の予報だったので全員完全レスト。これで、Day6にSoul Slinger と再戦する準備は整った。

しかし疲れたーーーー!!


Day5はノークライミングも嬉しいハプニングあり♪

Fin☆


2014年3月31日月曜日

Bishopツアー Day3 (Buttermilk) 〜20140331〜

Day3は終日Buttermilk。
予報ではちょいちょい雨?みたいなカンジだったが全然降らず、快適クライミングだった。
いい天気

オレは基本的にスラブでアップするのが好き。快晴の朝にもってこいのGood Morning Sunshine (V1) で永野くんとアップを開始。Buttermilk には程よい高さのスラブがいくつもあって、ハイボルダージャンキーの自分としては嬉しい限り。




その後はGo granny Go (V5)へ。
ゆいくん、永野くんが登るのを日向で観察。
Flashを逃すゆいくん on Go Granny Go (V5)


その後、今ツアーの最優先ターゲットであるSoul Slinger (V9) へ。
2年前に完全敗退しているだけに、ちょっとドキドキしながらトライを開始。3トライくらいで下の写真の箇所まで到達し感触は良好!この後の中継クリンプを取りに行くときのバランスがよくわからなかったが、この日はひとまず撤退し、指皮をためて後日トライすることにした。
(こいつはホントに指皮がやられる!そして痛い!)
おれ on Soul Slinger (V9)

Soul Slinger を一緒に触り始めたはずの他3人は、ホールドの痛さに早々に撤退決め込み、Cave Route (V6) でFA対決してた。勝者、ゆいくん。




そのあと、Seven Spanish Angels (V6) へ。オレは全開登っていたため応援していたのだが、この日は風が強くまぁー寒い!強風による寒さと指皮問題により、3人揃って敗退してた。

Seven ~ のあと、Jedi Mind Tricks (V4) がやりたいオレは憔悴しきった3人を強引にPollen Grains に連行。生で見ると、そのロケーションと岩のビジュアルの素晴らしさにさらに興奮したわ。2トライで登れたが、上部でのリーチ系ムーブからのハイステップは緊張感があってシビレた!さすが三ツ星という内容で大満足。


※ちなみにこの日は強風でめちゃ寒かったのに、ノースリーブ&ホットパンツという真夏スタイルの若いアメリカ人いた(動画参照)。やっぱアメリカすげーわ。


そんなこんなでこの日のクライミングは終了。

夕飯は、アメリカ到着以来「肉!肉!」と連呼しているキャミさんのご要望でBBQのお店「Holy Smoke BBQ」へ。僕らは豪快ステーキ的なインパクトを期待していたが、実際に運ばれてきたのは小ぶりな骨付き肉とスライス。オーダーしたものが良くなかったのかもしれないが、ちょっとイマイチなお店だった。


とにもかくにも美味いビールを飲んでDay3はフィニッシュ!
Day4は終日Happy を攻める!

2014年3月30日日曜日

Bishopツアー Day2 (Buttermilk, Happy) 〜20140330〜

クライミング初日はButtermilkから。
天気は快晴。気温も低くクライミング日和。




まずはキャミさん、永野くんの最優先ターゲットとしてCheckerboardを提案。

順調にムーブを作る永野くん

※キャミさんはなぜかダウンを着てこなかったため寒さで瀕死状態だった。

昼も近づき、概ねムーブを作ったところで移動。暖かい時間帯はノークライミング、ということでButtermilkのメインエリアを散歩した。




いちど街に戻ってWillson Eastside Sports で買い物。マットを持ってこなかったキャミさんとゆい君はOrganicのマットを購入。この時点で僕以外の3人がOrganicユーザーとなり、Organicマットに対するジェラシーが急上昇。が、無駄遣いはいけないとグッと我慢して店をでた。


午後の涼しくなり始める時間帯を狙ってHappyへ移動。まずは前回の宿題、Rave(V7)にて戯れる。

みんなでムーブ作ると早いもので、アップついでにムーブ作ってさっそく繋げに入る。
が、サクサクと登り終えるキャミさん、ゆい君を尻目に、なぜかハマる俺(´Д` ) 実質最後の一手となる箇所で落ちまくる!疲れる!

2年の時を超えて再び敗退?!暗雲立ち込める6トライ目、ようやく登れた笑 


無事に宿題を片付けた後、Acid Wash(V10)をお触り。

その後、名作Hulk (V6) へ。
ムーブを見せるべく行ったトライで俺はしっかり背落ちし、キャミさんのFlash 劇を演出した。永野くんも無事に登ってこの日は終了。


晩飯は、何はともあれメキシカン。アサダブリトーんまかった。


てな感じでDay2はフィニッシュ。
Day3は終日Buttermilkです。

2014年3月29日土曜日

Bishop ツアー Day1 〜20140329〜

3月29日
待ちに待った二度目のBishopツアー。
今回は、前回のゆい君に加え、Volny・MM Filmsからキャミさんと永野くん(スター)がメンバーに加わり総勢4人。
成田で合流し、手続きを済ませた後、さっそくビアでツアーの成功を祈った。


29日の19時に成田空港を出発し、同日13時にLA到着。
また来ちゃったぜアメリカ!


LAも2度目ともなれば慣れたもので、レンタカー受付の際に混雑に巻き込まれつつも、順調にBishopに向けて車を走らせ始めた。

カオスと化すLA市街地の運転は俺が、その後のロングドライブはキャミさんがこなした。

市街地での渋滞による遅れがありつつも、キャミさんの超法規的速度によるドライビングのおかげで順調にたどり着いたBishopまで残り4マイル地点。そこで事件は起こった。

暗い前方視界とは対照的に、バックミラーに写るは眩しく点滅する赤と青の灯り。後ろに忍び寄るはそう、こいつ(↓)。カリフォルニア州警察キター!!

車を路肩に止めると、俺の乗る助手席の横に一人のポリスマン。そう、こんな奴(↓)。
恐すぎるぜ。

ポリス「スピードリミットって知ってるか。」
俺「イエス アイ ドゥ。」
ポリス「じゃあ何マイルだ。」
俺「65マイルだ。」
ポリス「おう、そうだな。お前らは93マイルで走っていた。」
俺「(爆)…」
ポリス「よく見ると後部座席のお前ら、シートベルトしてないな。」
俺「(え?必要だったの?!)あんたに停められた後、降車する必要があるかと思って外したんだ。」
ポリス「そうか。」

こんなやり取りが終わると、ポリスマンは無線でどこかと話し始めた。その間僕らはオワタ感全開で、罰金はいくらなのだろうかなどと思案し、もはや諦めの境地に達しようとしていた。とそのとき、突然ポリスマンが「You are lucky.」と言ってどこかへ走り去ってしまった。



なにが起こったのか知らんけど、We are super lucky ヽ(・∀・)ノ !!
オワタ感100%は、オイシさ100%へ。

安堵感に包まれながら残りの4マイルを走りきり、Bishopの町に到着。モーテルにチェックインしたあと、目標課題を登ったときばりに祝杯をあげたのは言うまでもない。


そんなこんなでアメリカ初日がフィニッシュ。
初日ですべての運を使い果たしたのではとの不安と、翌日からのクライミングライフへの期待と、ごちゃごちゃの感情のまま僕らは疲れに任せて眠りに就いた。

それではいざ、Day2へ!


2014年3月28日金曜日

塩原 〜20140328〜

ふたたび休暇をゲットし、向かった先は塩原。
ここはひとつ、なんか涼しそうな塩原でイイ感じにBishop前の調整を締めくくりたいところ。意気揚々とエリアに向かう。

ん?暑いやん(´∀`*)?

最高気温20度超えという想定外のクソ暑さに、カラダも、指皮も、そしてステルスHFもフニャフニャ。登れたもんじゃねーわ!

明日Bishopに向けて成田を発つというのに、またしても見事な敗退劇を繰り広げてしまった。見よこの無様な姿を。

敗退その1 オモルグス(初段)
初手(核心)を取った瞬間にHFソールがフットホールドを離す。


敗退その2 マッチ(初段)
リップ際の処理知らんと突っ込みまくってオワタ。ヌメるし。


マッチで指に穴があきかけたところで本日終了。


もう開き直るしかない。
Bishopで登れればそれでいいしょ。

それでは、いざBishopへ!!