2020年12月27日日曜日

瑞牆 〜20201227〜

およそ4年ぶりにブログを更新しようとしている。
ブログに記したい程にはクライミングを愉しめているようだ。
そして相も変わらず氷点下の瑞牆に行こうとしている。もはや奇行である。

同じく奇行種のゆいくんとともに瑞牆に出発。慣れた景色だが年末年始の空いた中央道は新鮮だ。

肌を刺すような冷えた空気を感じながらゲートから歩く。前日はインドラ!インドラ!言ってたけど華麗に山形県エリアをスルー。だって寒いし、むりむり絶対むり。

日の当たる花畑エリアで気温の上昇を待ちつつ岩と戯れる。岩冷たい!ガバが冷たい!マット外に転げたりしながら「花畑(一級)」を登った。



まだ身体も温まらないので「ラフレシア(二段)」もやる。グレードダウンされたらしいけどこれムズイよ。スタートポジションにつけないのよ、ケツ浮かせた瞬間に足切れるのよ。チート発見してなんとかスタートできる風になって、最後に奇跡のパワームーブ炸裂させたけど敗退。

(暖かくなってきたからな。戦略的撤退ってやつよ。そうよ?)

ほんで本命のインドラへ。
あれぇ?インドラやったっけ?記憶ないけど?

気付いたら「裂けた青空(初段)」のとこにいた。
腕が張る感じとか懐かしいな〜とか呑気なこと言ってたらメチャクソ寒くなってきて焦る焦る。それでもどうにかこうにか登れてホッ。ほんといい課題。
珍しくドパンプしていよいよ追い込まれたゆいくんが、気温的にも体力的にもラストというトライでしっかり登って本日のクライミングは終了!

この時期は帰り道もスイスイ。あの秋の渋滞はどうにかならんのか、、、そろそろテクノロジーでなんとかせぇ!!

しっかし寒かった、寒すぎて背中ガチガチ。おつでした。

2018年3月3日土曜日

高知ツアー 〜20180303-04〜

2021年1月にこれを書いている。
どんだけ昔よ。でもよく覚えている。

2018年1月に転職オファーをゲットし、2月末付け退職を決めたその日にツアーの計画を立て始めた。由井くん夫妻(当時はまだパートナー)に声をかけ、トントン拍子でツアー日程が決まった。

3/1 ツアー初日

あれは忘れもしない初日・早朝。天候不良で飛行機の欠航に。
ジェットスターちゃんと飛ばせや(←

3/2 ツアー2日目

再び早朝、飛行機が無事に飛ぶことを確認して家を出る。6時初のシャトルバスに乗り込み、7時台の飛行機で香川・高松へ。
由井くん夫妻と合流したあとは兎にも角にも!うどん。
グッモーニン『うわさの麺蔵』。
(写真)

気を取り直して一気に南下し高知へ入国。比較的近場にある日御子ボルダーへ。
おれは「鬼火消し(初段)」、由井くんは「フラッシュオーバー(二段)」をそれぞれ登った。
ツアー前の登り込みは十分ではなかったけど、良いライン登れてホッ。

夜は、高知ツアーでは外せないらしい『ひろめ市場』で軽く飲み食い。
地元の美味いものを手軽に手頃に食べられて感動したのを覚えている。

翌日への期待とともに気持ちよく初日を終えようとしていた夜、親から一本の連絡が。親族の不幸の知らせだった。こればかりは致し方のないことなのだが、登れるのはあと1日だけとなった。。。

3/3 ツアー3日目

この日は広島からオージも合流。懐かしい顔に会えて気持ちも高まった。

まず向かったのは奥吉野の「しおけんぴ(二段)」!
この岩のビジュアルまじで惚れる・アガる。。。
力及ばず登れなかったけど、みんなでアーダコーダ言いながら手を進める感じが久しぶりで本当に楽しかった。オージの完登を見届け、いつかリベンジすることを誓いエリアを移動した。

次は「ハイボルテージ(二段)」!
こんな芸術的な岩があちこちに点在している四国ズルイわ。
飛行機の出発時刻から逆算すると残り時間は少なく、感動している暇はなかった。体は温まっていたので早々にトライを開始した。
核心である2手目の距離感がギリギリでなかなか解決できない。ヒールを残せず振られ落ちを繰り返す。雲行きも怪しく焦り、弱気な自分が顔を出す。普段なら深追いしないタチだが、、、
雨もパラつき始めたところで腹を括り、冷静に核心部の解決策を探した。すると、もしかすると、という案が頭に浮かんだ。もうこれしかないと思った。
チョークアップする、20秒の間に3回程度の深呼吸を行う、課題を眺めて手順をトレースする。いつものルーティンでスタートに取りつくと、核心が止まり、そのあと無心で登り切った。
なだらかな岩の上をトップまでゆっくりと周りを見渡すと、空は雲に覆われ、足元は雨で濡れ、岩の下からはみんなの「ナイス!」が聞こえた。泣きそうになった。最高かよ。この瞬間があるからクライミングは止められない。

バタバタと帰り支度をして一路空港へ。
惜しみながらみんなに別れを告げ空港に入ると、飛行機は遅延。
ジェットスターまじコ○スぞ!(←

3/4 ツアー4日目

のはずが、朝イチで向かったのは東京駅。そして新幹線で地元へ。



3泊4日の予定が1泊2日になってしまい不完全燃焼感半端なかったけど、岩の楽しさを再認識してモチベーションもアップした四国ツアーだった。

ツアー3日目、オレの登りたい課題を優先して回らせてくれたみんなには本当に感謝している。

2017年2月11日土曜日

城ヶ崎 〜20170211〜

この日は自身の誕生日の前日。妻からの誕生日プレゼントは、岩!やった!
ということで由井くんヨーコちゃんと城ヶ崎。お初。

せっかくなので海外でよくやってるバースデー・チャレンジやってみた。
ルールはよくわからない。とりあえず年齢の数だけVグレード重ねることにした。

最初は、「山椒魚(初段)」とか「富戸の春(初段)」とか登ってアップ。

そのあとはちょっと移動して本命課題「モンスターママ(二段)」。岩が立派で、ホールド配置が明確かつシンプルで、ほんと見栄えする課題に心惹かれた。

海辺特有の湿り気があるのだろうか、核心部あたりで感じるヌメりに少し嫌な感じを覚えたものの、何度かトライしているうちに無事に登れた!たまにしか岩に来れないから、こうして狙った課題を狙い通りに登れるとほんと嬉しい(というか安堵する)。


由井くんが序盤のヒールの処理ができずギブアップしたのでまた移動。

最後は「鬼火(三段)」。
岩では珍しい親指をかけて持つピンチが特徴的な課題。一手々の負荷も高く、立体的な岩の登るため動きも特徴的。トライするのがほんと楽しかった。
結局、核心部を繋げることができず敗退。周りの岩の配置とかちょっとストレスだけど、もしまた城ヶ崎にくる機会があったらまたトライしたいぜ。

あとはヨレヨレになるまで、隣の狐火とかやったり近くの一級課題のぼったりして終了。

Vは32個以上稼げたし、楽しい岩旅になった!
さんきゅーマイワイフ!さんきゅー由井くん!


2017年1月30日月曜日

中津川と三峰 〜20170130〜

ひと月ぶりの岩は、由井くんと、近場ながらはじめての中津川ボルダーへ。

何よりもまず「蟹満足(三段)」。
直方体の岩がドーンと倒れたように横たわっていて、その質量に圧倒された。蟹満足はその岩の真ん中右寄りから左にトラバースしてリップに抜けるのだか、無理やり課題を繋げたようなクソショボいトラバースたちとは一線を画していた。いきなりキャンパで始まる初手とか、一手々の距離感とか、海外のどこかの岩場の課題「Off the wagon」みたいな格好良さがある!

2手目のマッチとそこからの数手が核心かな。何度か試してトライしてるうちに登れてしもた!ホールドは全てポジティブなので、純粋な保持力とフィジカルの勝負で、あまりテクニックは必要ないから意外と早めに登れたのかも。にしても嬉し!気持ちいい!



気を良くして、一手ものの「時忘れの岩(初段)」とかも気持ちよく登っといた。


そのあとは比較的近くの三峰ボルダーに移動。
三峰は、クライミング始めた頃に行って以来で、あの頃とは岩の見え方が変わっていた。あの頃は高難度の課題とか見ても課題と認識してなかった可能性すらある
(笑)

「盃(二段?)」を登り損ねて、三級くらいの無名の初段(←もはやわけわからん)をなんやこれとか思いながら登ったりした。
次来たらまず「ヒモ(三段)」やらんとな。
ティックリストは増えるばかりや!

2016年12月28日水曜日

豊田 〜20161228〜

夏に子供が産まれ、クライミングに割く時間もめっきり減ったこの頃。ようやく2016年冬シーズンが始まりました(2016年はあと3日しかないけども)。

心優しい妻の許しを得て、久しぶりの岩は豊田。由井くんと二人旅は気楽でよろしい。

まずは、ずっとやりたかった「ごりっぱ(f)」。
前回は課題を見つけられなかったので、この日も岩探しから。
山を1時間以上も徘徊し、表から裏から探しに探してようやく発見。
はー!でかくていい岩!

高所でのマントル&スラブに萎えた由井くんは早々に「拷問(f)」に切り替えてサクッとゲットしてた。強くなっとる。
そして自分はというと、中間部のムーブがしっくり来ず、自分に合ったムーブが見つかった頃にはパフォーマンス落ちてダメダメムードに。登る体力も決定力も落ちまくっとる。敗退。


百間に移動して、2015年頃に核心越えてから落ちて帰ってきた「マッドドッグ(f)」。あの頃よりは強くなってたようで、由井くん、途中合流の大泉くんとともにセンド・トレイン繰り広げた。


最後に百間の奥へ。
天然記念物の「太刀(三段)」を拝んで即ティックリストに入れた。
裏にある「たたら(e)」もヤベーそそられる。


なかなか来られない岩場だけど、パフォーマンスを高められるうちに太刀だけは登りたいと思い、岩場を後にした。

2016年11月26日土曜日

鳳来 〜20161126〜


過去の遠い記憶を引っ張り出してブログを綴ることに無理を感じつつ、思い出せる範囲で記録を残そう。2016年11月26日、どうやら鳳来に行ったらしい。

たにー、マキくんがいたことは写真からわかる。
花夜叉の岩の前にいる写真や、白道ルーフの写真もあった。
おつきあいで花夜叉で遊び、白道ルーフの無名の初二段をやったはず。悴んで中間部のガストンから次が出せなかったんだ。立派なルーフなのであの一本くらいはいつか登っておこう。

あと白道ルーフの対岸にある「艶(三段)」も触った。かなり甘いスローパーピンチを保持できず余裕の敗退だった。こりゃかなり苦手かも。

そのあとは、、、全然思いだせない。
記憶が完全に欠落しとる。

以上。兎にも角にもゲルニカとカイエンやりたし。

2016年5月8日日曜日

彼の庭へ ~20160508~

GW最終日。

今シーズンは、ハイシーズンが終わったら岩もキレイに終わりにしようと決めていた。

今シーズン最後の岩と決めていたこの日は、ずっと一緒に登ってみたかったザワを誘った。

いつも通りに登ったんじゃ締まりが悪い。そこで、ザワの庭を案内してもらった。

ただただ、彼が引いたラインを辿り、一緒にラインを見出した。

岩についての話をした。

いつもの会話のようで、特別な会話だったような気がする。

この日のことについて多くは語らない。

2015-2016シーズンは、いつもとは違う心境で幕を閉じた。