キャミさん、永野くんはChecker Board。俺はSoul Slinger。ゆいくんは明日のAcid wash 再戦に向けてユルユルとスターハンティング。という午前の予定。
ゆいくんと共にMain area で車を下りSoul Slingerへ向かった。
朝8時過ぎで気温は10度以下と涼しく最高の気候。岩のコンディションも完璧であることを確かめてアップを始めた。
アップにはGreen Wallを選び、Essential やらCenterやらを触り始めるも普通にできん(笑
フットホールドが悪くてムズいし、指皮やる前に勇気の撤退。
あとは近くにあったデカいハイボールのガバ面登ってアップ終了。
そしていざSoul Slinger。
三日前の良い感触があったため1トライ目から本気で行った。ところが1、2トライ目に変な感触を覚えた。ややデッド気味に取る3手目のピンチがしっくりせず、4手目のカチを取りに行けずに落ちた。指皮も早速ところどころえぐられ、急に不安になった。
理由を考えるもワケが分からず、仕方ないのでちょっと休憩して岩をぼうっと眺めていた。すると、一緒にトライしていた外国人クライマーがアドバイスをくれた。「3手目のピンチ、俺はもっと下を持ってるよ。」
試しに少し下を持ってみると、それはDay2 の時に得た感触と同じものだった。どうやら、この日はカラダが良く動いたためか、少し持ちどころを外してしまっていたらしい。指皮の問題もあるため、ここからは超集中してトライを開始した。
本日3トライ目。
上部の中継カチを取りにいくも、右のピンチとバランスがしっくりせず×。
指皮の状態と気温を考え、この日の最後と決めた4トライ目。
前半は順調にこなし、先ほどの右ピンチもしっかり探る余裕があった。ここから問題の中継カチ取り。足の位置を試す。右足を変えずに逆足で出ようとするが、バランスが良くない。左足は、心もとない。そこで落ち着いて右足を一つ下げた。するとバランスが整った。ゆっくりと、左手を中継カチへ伸ばす。初めて中継カチを触る。ベストの保持かどうかわからなかったが、右ピンチがしっかり効いていた。思い切って右足を上げ最後のガバ取りの体勢を作る。少しずつ右ピンチが悪くなってきた。ここでオカ☆ケイ先生の助言を思い出す。
「Soul Slinger のコツは、最後のガバ取りのときに、右手をピンチからサイドプルに持ち変える」
右手をサイドプル(カチ)に持ち直し、ガバに狙いを澄ます。ガバがすごく遠く感じたが、思い切って左手を伸ばした。少し外したが止まった。左手を超ガバに持ち直し、右手を寄せて、ようやく深く息をついた。
あとは落ちようのないマントル。登れた。
Soul Slinger は比較的小さな岩だが、岩の上から見た景色は特別に良かった。
前回のツアーからずっと持ち続けていた「登りたい!」という気持ち、残り2日というツアー期間、そして指皮の消耗具合、これらからくるメンタルプレッシャーは正直けっこうあった。まじで涙が出そうになった。
こういう事があるから、クライミングはやめられないんだよな。
すべてから解放され、意気揚々と次の課題へと向かった。
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